こんにちは。
ぱんだまま(@panda_mama_blog)です。
今月、夫が入院しました!
去年から「大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)」という病気に何回かかかっていたのですが今回はとうとう入院。
入院に至った経緯と、これまでの治療、時間を持て余した夫が入院中にしたことなどを紹介していきます。
参考になれば幸いです。
1回目の大腸憩室炎
2020年7月に、突然左下腹部に痛みを訴えてきた夫。
便秘かな?と軽く考えていたら痛みはどんどんひどくなり歩くだけでも痛みを伴うようになってしまいました。
これは、ちょっとおかしいなということで消化器内科のあるクリニックへいくと
大腸憩室炎ですね。
との診断でした。
大腸憩室炎って?
腸管の外側にぽこっと飛び出してしまう大腸の壁の一部のことを憩室といいます。
ほとんどの場合が後天性のもので、大腸の壁と腸管内の圧力のバランスが崩れることでこの憩室が出来てしまうんです。
憩室自体は大きな問題はないのですが、この憩室に食べ物のカスや便が貯まってしまい、炎症を起こすことで憩室炎になってしまうんですね。
一番の大敵は便秘なのだそうですよ。
左下腹部に痛みを感じたら要注意
夫曰くずーんという痛みが起こり、押さえると特に痛い、でも我慢できないほどじゃないというのでしばらく我慢していました。
クリニックに行った時には「おそらく憩室炎ですね」ということですぐに総合病院へ。
CT検査で炎症が判明
CTで大腸に憩室があるのがまず見えます。さらにその憩室の画像が白っぽくなっていたら炎症を起こしているということ。
ここから治療が始まります。
1回目の憩室炎は通院治療でした
ここから1週間毎日朝に血液検査して抗生剤の点滴治療、出来れば絶食なのですがクリニックのお医者さんは「炭水化物を控えて。ちょっとだけ」ということでおかゆや雑炊は食べていました。
夕方に血液検査の結果を聞きに行き、もう大丈夫でしょうと言われるまで1週間かかりました。
1週間後に食べたい!と言って食べたのが「カツ丼」
いやいや大丈夫?
と思ったけど1週間の辛そうでお腹空いた姿をみていたからもう何も言えませんでした。
おそるおそる食べていましたよ。
病気休暇が取れるとベスト
朝一番に採血と点滴→夕方結果。
なので、出来れば病気休暇制度があれば取得すると安心して治療に専念できそうです。
もし、遅刻していって早退か結果だけ聞いて職場に戻るということが許されるのならそれでも良さそうです。
朝の治療が終わってから夕方までは特にすることがないので、お医者さんと相談してどのように治療するかは決めていくと良いでしょう。
2020年10月、2回目の大腸憩室炎に
食事や水分補給に気を遣っていたものの、10月に再発してしまいました。
この前後に便秘に悩んでいたのでそれがきっかけになったのかもしれません。
さすがに2回目ということで職場にも言いにくく、通院治療の内服薬だけで乗り切りました。
食事も朝と昼を食べずに夕食だけおかゆ。
これもなかなかきつそうでした。
2021年3月、3回目の憩室炎に。
そして3月また左下腹部に痛みを感じてかなり早い段階でクリニックへ。
おかげで特に大きな症状が出ることなく内服薬だけで落ち着きました。
疲労やストレスも大きいので年度末で忙しかったのも原因だったかもしれません。
2021年5月、4回目の大腸憩室炎。
そして入院に至った4回目の大腸憩室炎。
今回はお医者さんが「うちではもう診れないから総合病院へ」と紹介状を書いてくれ、総合病院のお医者さんも「入院するほどじゃないけど、月曜19時に来れる?」と言ってくれましたが、その時間に仕事を終えていける自信がなかったことと、繰り返す大腸憩室炎に夫も自分で「入院希望です」と伝えていました。
仕事のことを気にせず入院して治療に専念しようと決めていたようです。
入院が決まってから
入院が決まったのが金曜の夕方17:00でした。
そこから検査や手続きでばたばたとしましたが18:00に病室へ。
- PCR検査
- 病室移動
- 病室へ移動した後は家族にはもう会えない
- 受付で入院説明を受ける
- 保証金、入院誓約書を提出
- 入院に必要なものを自宅に取りに帰り、再度病院へ持っていく
2時間ほどでこれを準備して入院完了です!
入院で必要だったもの
①パジャマ
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入院時に着るパジャマはレンタル(有料)もありましたが、自分のものが良いということでパジャマを持参しました。
前開きのものが治療の邪魔にならないかな?ということで前開きのものを用意。
②プラスチックコップとマグカップ
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歯磨き用のプラスチックコップです。
これは電子レンジOKなのでこのコップで歯磨きと飲み物と一緒に使うことも出来ます。
備品は全てレンタル(有料)がありましたが1日いくらという設定でお金がかかるので長期入院になる場合は持参する方が良いでしょう。
入院という普段と違う生活を送るので持ち物は自分のものの方が安心するようです。
お茶は病院で出してくれるので今回は自宅で使っているマグカップも持参しました。
③ 歯ブラシセット、バスタオル、下着、箸やスプーン、フォーク
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トラベル用の歯ブラシセットで十分、お風呂は男性は(月)(水)(金)で入れるのでバスタオルと下着も準備しました。
点滴が外れるまではお風呂には入れないので夫の場合4日目から入浴許可が出ました。
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退院してからも使えるカトラリーセット。
旅行やアウトドアにも使えそうですね。
点滴が外れてすぐの食事はどろどろのおかゆからなのでスプーンは必須です。
④テレビカード
入院中は毎日点滴治療なので退屈してしまいます。
スマホで動画を観るとギガが上限にすぐに達してしまうのでテレビカードも。
1枚1,000円で15時間ほどテレビが観られて、冷蔵庫を使うのにもこのテレビカードを使用します。
もし、退院時に余っていたら精算機で精算すると現金が戻ってくるシステム。
夫は少し余らせたので精算しましたが250円ほど返ってきました。
⑤スリッパ
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病院で使用したスリッパをそのまま自宅で使うわけにはいかないので洗えるタイプだとその後も使えるでしょう。
トイレに移動するときや病室で動くときくらいしか履くことはないのですが、足元が落ち着くと気持ちも落ち着くのでこういうタイプだと安心です。
⑥本
テレビもスマホも飽きてしまい、次に出来ることと言えば読書。
夫からも「本を持ってきてほしい」と言われたので夫の愛読書と私のおすすめ本を持参しました。
入院中に持参した本
- 村上春樹
- お金の大学
- 大富豪アニキの教え
夫は村上春樹が好きなので2~3冊持参し、私からのおすすめのリベ大のお金の大学と、大富豪アニキの教えという本を持っていきました。
お金について学ぶ機会や時間も無い夫だったのでこのチャンスに少し知識として知っていてほしいという思いからです。
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私も何回か読んだ「お金の大学」です。
お金に対しての考え方、とらえ方、稼ぐ力や貯める力などを学ぶことが出来てすごく読みやすい本です。
使う力には長けている夫なので、貯める力や増やす力をこの機会に知ってほしいと最初に届けた本。
副業や投資についても学べるので時間のあるときにいつか読んでもらおうと思っていたのでちょうどよかったです。
入院期間は?入院費用は?
最終的に夫が入院したのは9日間でした。
入院してからかかったお金は
- 入院費用:79,000円ほど
- テレビカード約5枚で5,000円ほど
- ペットボトル飲料2,000~3,000円ほど
合計で90,000円弱でした。
高額医療制度などが加入の保険組合でありますので、入院した時は最初に事務の人に確認する必要があります。
当月発行されるものが当月のみ使用できるので月末の場合は急いでもらったり病院へあらかじめ伝えるようにしましょう。
これがないとかかった分のお金を全部負担しないといけなくなります。
加入していた医療保険
夫は若いときに入院給付のある医療保険に加入していました。
今回担当者に問い合わせたら給付対象ということで翌日にはすぐ書類を送付してくれましたよ。
- 給付金申請書
- 入院していた時の治療費の領収書のコピー
この2点だけで申請が可能でした。
加入している医療保険によって必要な書類や給付対象かということも変わってくるので入院したら出来るだけすぐに担当者に問い合わせることをお勧めします。
退院後の自宅療養
退院して「では翌日から出勤ね」というのはなかなか難しいです。
なぜなら入院中は絶食期間があり、その後どろどろのおかゆ、ちょっとしたおかずと食生活を通常時に戻していきます。
食事が戻っても体力がまだ回復していません。
ほとんどの時間をベッドで過ごしていたので、自宅に帰ってから階段の上り下りだけでも苦労していたようです。
自宅療養期間も視野に入れて職場に伝えておくと職場の混乱も防げます。
夫は退院後3日ほど自宅療養で過ごし、退院してから4日目に出勤ということにしてもらいました。
大腸憩室炎は完治した?
残念ながら、大腸憩室炎は完治しませんでした。
憩室がある以上はそこに不要なものが貯まるとそのたび炎症を犯してしまうんです。
病気とうまく付き合いながら大腸憩室炎にならないよう予防をして過ごすことが重要になってきます。
憩室炎にならないように心がけること。
まず、大腸憩室炎を再発させないようにすることが大切!
- 野菜中心の食生活
- ヨーグルトや牛乳で腸内環境を整える
- 便秘にならないようにする
これは最低限おさえておきたいところです。
好き嫌いの多い夫にとってはこの3点はかなり難題でしたがまた炎症を起こすと夫も辛いし、また入院ということも十分に考えられるからです。
まとめ
大腸憩室炎で入院したらどうするかということを詳しく調べて行きました。
- パジャマなど身の回りのものは自分で用意する
- テレビカードや飲み物の差し入れはOK(病院によるので要確認)
- 治療は抗生剤の点滴か服用、予防には便秘にならないような生活を送る
大変なこともありましたが9日間の間はあまり気にしないで治療に専念するのが本人のためになるでしょう。
今回はコロナ禍ということもあり、PCR検査の結果が出るまでは個室から一切出ないように徹底されていたそうです。
また、大部屋がいっぱいだったので個室になりましたが病院側の都合ということで個室料金はかかりませんでした。
とりあえず大腸憩室炎は治まり無事に退院することが出来て良かったです。
今度は再発しないように食事のメニューなんかは気にして作っていくつもりです。
最後まで見てくれてありがとう~
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